こんにちは!リョーコユビ(@ryokoyuvi)です。
ずっとやりたかった企画なのですが、書評を書くのは苦手なので、私が大好きな本の名場面、名文を「実生活で使おう!」という切り口で書こうと思います。
ではまいりましょう!
【な行】
ね)ねじまき鳥クロニクル・・・村上春樹 著
<使いたい比喩>
「私にとって眠れない夜はベレー帽の似合うおスモウ取りくらいに珍しいのです」
<場面>
笠原メイ(主人公、岡田亨の隣人)が岡田亨にあてた手紙の中の一節。
<使用例>
あなたには恋人がいますが、彼(彼女)は時間にルーズで、待ち合わせの時間どおりに
来たことがありません。
でも、その日は時間どおりにやってきました。
あなた「今日は時間どおりだね。珍しい~!」
彼(彼女)「そんなに珍しい?」
あなた「うん!ベレー帽の似合うおスモウ取りくらい珍しいよ!!」
どうでしょうか。
言われた方は、一瞬「え?」となるでしょうが、そのあと「ベレー帽をかぶったおスモウ取り」
を想像して笑ってしまうことでしょう。
あなたも、「いつも時間に遅れてくる恋人」をこのように表現したなら、
自分の度量の大きさとユーモアのセンスに満足し、そのあとのデートも
うまくいくこと間違いなし!です。
の)ノルウェイの森・・・村上春樹 著[ad]
<使いたい比喩>
「おでこにしるしがついてるみたいに」
<場面>
主人公ワタナベは大学の寮で永沢という男に出会う。
永沢は「びっくりするほど高貴な精神を持ちあわせていると同時に、どうしようもない俗物だが東大に苦もなく入り、風采もよく、誰もが一目置く男」。
永沢「この寮で少しでもまともなのは俺とお前だけだぞ。あとは紙屑みたいなもんだ」
ワタナベ「どうしてそんなことがわかるんですか」
永沢「俺にはわかるんだよ。おでこにしるしがついてるみたいにちゃんとわかるんだよ、見ただけで」
<使用例>
あなたは後輩のA子に気がある。なんとか彼女の気を引きたい。あらかじめ、彼女の趣味や好みをリサーチしておく。
あなた「A子ちゃんてさ、ケーキよりもおはぎが好きでしょ」
A子「えーなんでわかったんですか?」
あなた「俺、わかるんだよ。おでこにしるしがついてるみたいにね。・・・っていうか、おでこに書いてあるよ。『私はおはぎが好き』って」
A子「やだー先輩ったら~!」
・・・・盛り上がることまちがいなし!
・・・すみません。何か高尚な感じのを想像していた方、申し訳ございません。
こんな感じで進めていきたいと思っております。
作品に対して、限りなくリスペクトは感じておりますので、ファンの方、怒らないでくださいねー!!
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